ネットショップの無在庫販売って?やり方や成功の秘訣も解説!


ネットショップで無在庫販売を始めたいんですが、失敗したくありません。正しいやり方はありますか?

はい。まずは信頼できる仕入れ先を見つけて、商品の情報や発送日をしっかり確認することが大切です。
ネットショップで無在庫販売を始めたいけれど、
- 「正しいやり方はあるの?」
- 「成功の秘訣はある?」
と悩んでいませんか?
無在庫販売は初期投資が少なくリスクも抑えられるため、多くの初心者に注目されています。
しかし、正しいやり方を知らないと在庫切れやトラブルに悩まされることも…。

そこで本記事では、ネットショップで無在庫販売を成功させるための正しいやり方と、成功の秘訣をわかりやすく解説します。
この記事はこんな方におすすめ
- ネットショップの正しい無在庫販売のやり方を知りたい
- 無在庫販売で成功する秘訣が知りたい
- ネットショップで無在庫販売をするメリット・デメリットを知りたい
まず、ネットショップの在庫に関する基礎知識を身に着けたい方は、以下のページを参考にしてください。
在庫管理の方法や、売上アップ・効率化を実現する方法を詳しく解説した記事をチェック>>
ブログ監修者

助ネコ事業部(ECサポート担当)
運営実績18年以上の信頼!助ネコ事業部では、2007年2月1日のシステム提供開始以来、18年以上にわたり全国のネットショップ様にシステム導入支援と運用サポートを提供し、業務効率化と成長を支援しています。
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ネットショップの無在庫販売は違法なの?

まず、多くの人が、ネットショップで無在庫販売をしようと思った時に一番気になるのが、「ネットショップで無在庫販売をするのは違法なの?」ということではないでしょうか
結論から言うと、無在庫販売をすることは違法ではありません。
ちなみに、無在庫販売とは「在庫を持たずに注文を受けてから商品を仕入れて発送する方法」です。
しかし、実際の問題として、正しい知識がない状態で無在庫販売を行うと、トラブルや法的なリスクに巻き込まれる可能性が高いということもあります。
例えば、
- 商品があるかのように偽って販売する
- 発送できない商品を販売する
このような販売をしてしまうと、「詐欺」になってしまう可能性があり、違法と判断されます。
また、販売者の情報を開示しなかったり、他人の著作権や商標を無断で使った商品説明や画像の使用も違法となります。
無在庫販売を法律に則って行うためには、誠実で、透明性のある運営がとても重要です。
注文から発送までの流れを正しく、わかりやすく、お客様に伝えることが信頼につながります。
ネットショップの正しい無在庫販売のやり方

ここからは、ネットショップの正しい無在庫販売のやり方を簡単にご紹介します。
信頼できる仕入れ先を選ぶ
1つ目は、「信頼できる仕入先」を選ぶことです。
なぜかと言うと、無在庫販売では、商品の仕入れ先がしっかりと在庫を管理し、速やかに発送してくれることが一番大事だからです。
また、信頼できる仕入れ先も1つではなく、複数社見つけておくと、もしも在庫切れになった際のリスクを分散することができます。
商品情報は正しく、丁寧に伝える
2つ目は、「商品情報は正しく、丁寧に伝えること」です。
仕入れ先からの情報だけで商品説明や画像を作成するケースが散見されますが、商品説明や画像は自分で工夫して、丁寧に作成するようにしましょう。
例えば、お客様が一番気にする「発送予定日」や「返品条件」などの情報もしっかり明記することで、お客様からの信頼を得ることに繋がります。
注文処理と在庫管理を徹底する
3つ目は、「注文処理と在庫管理を徹底する」です。
注文が入ったらすぐに仕入れ先に発注し、「今どこまで進んでいるのか」「いつ発送されるのか」といった発送状況を、こまめに確認することがカギとなります。
この、注文処理と在庫管理を徹底することで、発送の遅れや在庫切れによるトラブルを防ぐことができます。
また、効率化のために、「助ネコ」のような受注管理・在庫管理システムを活用することもおすすめです。
注文データや在庫をまとめて管理でき、発注作業をスムーズに行えます。
顧客対応を丁寧に行う
4つ目は、「顧客対応を丁寧に行う」です。
ネットショップの無在庫販売は、在庫あり販売と比べて、自分の手元に商品がない分トラブルが起きやすい傾向があります。
発送遅延や商品にまつわるトラブルが発生した際は、速やかにお客様へ連絡し、誠実に対応することが何よりも重要です。
たとえ不手際があったとしても、丁寧な対応を続けると、お客様からの信頼がより深まり、リピーター獲得につながります。
ネットショップの無在庫販売を成功させる3つの秘訣

ネットショップの無在庫販売は在庫に関するリスクを抑えられる一方で、管理が甘いとトラブルや売上の伸び悩みにつながります。
ここでは、ネットショップの無在庫販売を成功させるための秘訣を3つご紹介します。
1、常に最新の在庫状況を把握する
ネットショップの無在庫販売の大きな強みは、在庫を持たずに幅広い商品を扱えることです。
しかし、仕入れ先の在庫状況をリアルタイムで把握しないと、注文後の在庫切れでトラブルになるリスクがあります。
そのため、複数の仕入れ先を活用し、在庫連携システムなどを使って「今、在庫は何個あるのか?」といった最新の状況を頻繁にチェックするようにしましょう。
2、付加価値をつけた商品ページを作る
ネットショップにおける無在庫販売は、仕入れ先から提供された商品画像や説明文をそのまま使って販売するケースが多いです。
しかし、このやり方だと、同じ商品を扱うショップは多く存在するため、他店との差別化ができません。
差別化するためには、自分が考えて工夫した、オリジナルな要素を加えた商品ページを作りましょう。
たとえば、
- 具体的な使用シーンやメリットをわかりやすく伝える(例:キャンプやアウトドアに最適、持ち運びに便利 など)
- お客様の疑問に答えるFAQを掲載する(例:夏のキャンプやアウトドアに最適、持ち運びに便利 など)
- 商品の細かいスペック表を掲載する(例:商品の色やデザインに違いはありますか?、配送にはどのくらいの時間がかかりますか?)
- 商品のこだわりポイントを自分の言葉で補足する(例:このマグカップは、職人の手によってひとつひとつ丁寧に作られているので、人の温かみを感じられるデザインです。使うたびに、心がほっこりする、そんなカップです。)
- 高品質な写真や動画を用意する
などの独自の工夫をすることで、購入者に「このショップなら安心して買える!」「他のショップより詳しく知れて助かる」と感じてもらえるので、購買意欲がアップします。
3、注文から発送までの流れを効率化する
無在庫販売では、注文後に仕入れ先へ発注し、その後、お客様へ商品を発送します。
もし、仕入れ先との連携がうまくいかないと、発送が遅れてしまい、お客様からの信頼を失ってしまう可能性があります。
そのような可能性を無くすために、注文の受付~仕入れ先への発注~発送完了までの一連の流れをなるべく自動化し、効率化することが無在庫販売成功のポイントになります。
具体的には、注文情報をすぐに仕入れ先に連携し、仕入れ先の発送状況をリアルタイムで確認できる体制を整えることがベストです。
注文情報をすぐに仕入先に連携するためには、自社と仕入先で同じシステムを導入することが最短ルートです。
助ネコでは、「権限管理」×「処理ルート」の組み合わせで、仕入先の担当者にもログイン情報を発行し、『仕入先が確認・処理するルート』を作ることができます。
権限を振り分けることで、仕入先には見せたくない情報も、見えないように設定できます。詳しくは以下のページをご確認ください。
こうした体制を整えて、無在庫販売にまつわるリスクを削減して、迅速な発送を実現しましょう。
ネットショップで無在庫販売をするメリット・デメリット

ネットショップで無在庫販売をするメリット
初期費用が少ない
ネットショップの無在庫販売では、商品を予め仕入れ、自分の手元に在庫として持つ必要がないため、商品の購入や保管にかかるコストを大幅に削減できます。
在庫を持つ必要がないので、初期費用を抑えられ、まだ資金に余裕がないEC初心者や副業としてECを始める方に向いています。
在庫過多のリスクがない
手元に在庫を抱えないため、売れ残ってしまって抱え続けてしまうというリスクがありません。
需要予測が難しい商品でも、「在庫が無駄になった…」という心配なく販売できるので、損失を最小限に抑えられます。
また、季節やトレンドの変化にも柔軟に対応できるのは、無在庫販売の大きなメリットです。
商品ラインナップを自由に拡大できる
在庫を持たないために、商品のジャンルを幅広く取り扱えます。
新しいトレンドの商品や、ニッチなアイテムも、販売戦略に応じて気軽に販売できることが魅力です。
顧客のニーズの傾向を掴んだうえで、商品ラインナップを柔軟に変えてみましょう。
ネットショップで無在庫販売をするデメリット
発送までに時間がかかる場合がある
無在庫販売では、注文を受けてから仕入れ先に商品を発注するため、商品によってはどうしても発送までに時間がかかることがあります。
昨今は「配送スピード=お客様の満足度」という状態のため、配送の遅れが原因でお客様の満足度が下がるリスクはかなり大きいです。
そのため、商品ページ内に発送スケジュールについてしっかりと明記し、お客様に丁寧な連絡を行うことを心がけましょう。
在庫切れリスクがゼロではない
仕入れ先の在庫状況は常に変動しているため、注文後に仕入先に発注をすると、「在庫切れだった…」という状況が発生する可能性があります。
仕入先側の在庫状況を頻繁に確認することはもちろん、同じ商品でも複数の仕入れ先を確保しておくなど、リスクの分散と管理がとても重要になります。
利益率が低くなりがち
無在庫販売は仕入れコストが高めに設定されていることが多く、価格競争が激しいジャンルでは利益率が下がりやすい傾向があります。
そのため、利益率の確保においては、商品選定や販促の目利きが求められます。
無在庫販売に対応しているネットショップ4選

無在庫販売を始めたいけど「無在庫販売に適切なネットショップはあるの?」という方は多いでしょう。
ここでは、無在庫販売に対応している代表的なネットショップサービスを4つ厳選してご紹介します。
① BUYMA(バイマ)
BUYMAは世界中の商品を買い付けて販売するプラットフォームで、人気のブランド品を比較的手頃な価格で購入できるほか、海外限定のアイテムが手に入る点で多くの支持を集めています。
会員数は800万人以上と集客力も高く、海外からの商品の買い付け、発送を前提にしているため、無在庫販売が正式に認められています。
また、ブランド品を取り扱うことから、偽物販売の防止にも力を入れており、出品が禁止されている買い付け先も公開されています。
もしも規約違反が発覚した場合、出品停止のペナルティがあるため、利用する前にルールや注意事項をしっかり把握しておくことが大切です。
② BASE(ベイス)
BASEは日本国内で最大規模のネットショップ開設数を誇り、2024年12月31日時点で、開店ショップ数が230万を突破しています。
初期費用や月額料金は0円で、売上に応じて利用料が発生する仕組みなので、初めての方でも始めやすいのが特徴です。
サイトデザインは、テンプレートから選ぶことができるので、ネットショップ初心者でも安心してショップ開設できます。
また、SNSとの連携も可能だったり、商品登録から決済までスムーズに行えたりと、使いやすさも評価されています。
③ makeshop(メイクショップ)
makeshopは、豊富なカスタマイズ機能を備えたASP型のECサイト構築サービスです。
170種類以上のレイアウトやSEO対策、広告タグの設置など、650以上の機能が利用でき、ネットショップの立ち上げから集客、運営まで幅広くサポートします。
ショップ運営に役立つセミナーが開催されていたり、電話やメール、オンライン掲示板によるサポート体制が充実していたりと、初めての方でも安心して利用できます。
BASEと比較すると、初期費用やランニングコストが高いですが、高機能なため、本格的にネットショップを運営したい方におすすめです。
④ Shopify(ショッピファイ)
Shopifyはカナダ発のグローバルECプラットフォームで、世界で175か国以上、数百万のショップが利用しています。
多通貨決済や海外への発送に対応しており、海外展開(越境EC)を視野に入れている方に特におすすめです。
料金プランは複数あり、自社の規模にあった最適なプランを選択することができます。
デザインの自由度が高く、Shopify App Storeを通してアプリをインストールすることで、様々なサービスと連できることも特徴の一つです。
まとめ:ネットショップの無在庫販売、ルールを押さえて安全に始めよう!

ネットショップの無在庫販売は、在庫を抱え続けてしまうリスクを抑えつつ、多彩なジャンルの商品を扱うことができる、とても魅力的な販売方法です。
とはいえ、法律やルールを守らなければトラブルの原因になるため、まずは無在庫販売に関する規制や基本的なルールを理解し、正しい知識を身に着けることが重要です。
ネットショップの無在庫販売を成功させるためには、「信頼できる仕入れ先」との連携や、注文処理のスピード、在庫状況の把握、お客様への丁寧な対応を特に意識しましょう。
また、効率的にネットショップの無在庫販売をするためには「助ネコ」のようなEC管理システムの活用もおすすめです。

助ネコは、複数モールの受注を一元管理し、仕入れ先への発注や在庫・発送・売上管理もまとめて効率化します。
まずは、無在庫販売のルールをしっかり押さえて、システム導入の必要性をじっくり検討してみてはいかがでしょうか?