Qoo10とは?特徴や出店メリット・費用・注意点を徹底解説!


楽天やAmazonでは頭打ち感があり、次の販路を探しています。最近よく見かける「Qoo10」って、実際のところ売れるんでしょうか?

Qoo10は、若年層への訴求力が高く、出店コストも低く抑えられるので、次の販路として検討する価値は十分にあると思いますよ。
- 「Qoo10ってよく見るけど、安全なの?」
- 「なぜこんなに安いの?」
- 「出店って簡単?費用は?」
そんな疑問を感じたことはありませんか?
Qoo10(キューテン)は、コスメやファッションを中心に人気を集めるECモールですが、その独特な仕組みや海外色の強い商品展開から、不安や戸惑いを感じる方もいるのではないでしょうか?
また、これからネット販売を始めたい事業者にとっては、出店のハードル・費用など、知っておくべきポイントが多数あります。

本記事では「Qoo10とはどんなサイトなのか?」という基本情報から、出店のメリット・デメリット、費用、注意点までを初心者にもわかりやすく解説します。
ブログ監修者

助ネコ事業部(ECサポート担当)
運営実績18年以上の信頼!助ネコ事業部では、2007年2月1日のシステム提供開始以来、18年以上にわたり全国のネットショップ様にシステム導入支援と運用サポートを提供し、業務効率化と成長を支援しています。
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Qoo10とは?特徴と実績

Qoo10(キューテン)は、韓国発のECサイト「Gmarket」を前身とする、アジア圏を中心に展開するECモールです。
日本国内でも高い人気を誇り、コスメやファッション、家電、日用品など幅広いジャンルの商品を手軽に購入できる通販サイトとして支持を集めています。
Qoo10の歴史と背景
- 2008年頃:韓国のECサイト「Gmarket」が日本進出
- 2009年:eBay(アメリカの大手ECサイト)が「Gmarket」本社を買収
- 2012年:「Qoo10」にブランド名を変更。
- 2018年:日本の運営会社が「eBay Japan合同会社」へ変更
このように、Qoo10は韓国企業とアメリカ企業(eBay)によるグローバルな体制のもと、日本市場に特化したECモールとして成長を遂げてきました。
Qoo10の特徴。他のECモールとの違い

Qoo10(キューテン)は、特に若年層や女性を中心に支持を集めているECモールです。楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどと比較して、Qoo10にはいくつかのユニークな特徴があります。
他のモールが「便利さ」や「安心感」に重きを置くのに対し、Qoo10は「価格のお得さ」「韓国系トレンド」「エンタメ性」を武器に、独自のポジションを確立しています。
圧倒的なセール・クーポンの豊富さ
Qoo10の最大の魅力は、日替わりで更新されるクーポンやポイント還元の多さです。
「タイムセール」や「メガ割」などの大型キャンペーンが定期的に開催され、他のECモールよりも安く商品を購入できるチャンスが多く存在します。
そのため、コスパを重視するユーザーにとって非常に魅力的なプラットフォームとなっています。
韓国コスメ・ファッションに強い
Qoo10は、韓国発のECモール「Gmarket」から発展した背景があるため、韓国ブランドの商品ラインアップが非常に豊富です。
特に、
- 韓国コスメ
- ファッションアイテム
- アクセサリー
など。他モールでは見つからない限定アイテムや、先行販売品も揃っており、K-POPや韓国トレンドに敏感なユーザーから支持を集めています。
出店者の自由度が高い分価格競争も激しい
Qoo10は、他の大手モールと比べて出店コストが比較的安く、中小規模の事業者でも参入しやすい環境が整っています。
そのぶん、出店者の自由度が高く、同じ商品でも価格競争が起きやすいという特徴もあります。
購入者にとっては価格が安くなるのはメリットですが、出品者にとっては、他社商品に埋もれないための“差別化”が重要になります。
多言語対応と越境ECの強み
Qoo10は多言語に対応しており、日本国内のみならず、海外のユーザーや出店者ともスムーズに取引ができるのも特徴です。
アジア圏を中心とした国際的なEC展開を視野に入れるユーザーにとっても、有力な選択肢となります。
ユーザー参加型の仕組み
- 「Qポイント」
- 「スタンプ」
- 「レビューでポイント付与」
など、ユーザーがアクティブに参加することでお得になる仕組みもQoo10ならではの特徴です。
Qoo10の出店費用について

Qoo10では、初期費用や月額費用は一切かからず、誰でも無料で出店することができます。
そのため、個人や副業としてECを始めたい人にも人気のプラットフォームです。
ただし、商品が売れた際にかかる「販売手数料」と、売上金を引き出す際の「振込手数料」が発生します。
販売手数料
販売手数料は、商品のカテゴリーによって異なりますが、おおむね6%〜10%程度です。

手数料は以下の金額に対して計算されます。
商品価格 + オプション価格(サイズ・カラー) + 送料
たとえば、商品価格が1,000円、オプション価格が200円、送料が300円の場合、合計1,500円に手数料率(例:8%)をかけた120円が販売手数料となります。
なお、この販売手数料にはクレジットカードなどの決済手数料も含まれているため、別途カード決済費用を負担する必要はありません。
振込手数料(Qアカウントからの出金)
Qoo10で発生した「清算金額(売上金)」は、まず「Qアカウント」に入金されます。その後、Qアカウントを通じて、
- 「週1回」
- 「隔週1回」
- 「月1回」
のいずれかのタイミングで自動引き落としが行われます。(引き落としタイミングは選択可能)
銀行口座への出金時には、1回あたり150円の振込手数料がかかります。
補足:追加手数料
販売手数料にプラスして手数料が生じるケースもあるので、ご注意ください。
例)
- 予約注文(予約発送に設定された商品)の場合:+2%
- Qoo10での銀行口座登録が日本国外の場合、または商品出荷地が日本国外の場合:+2%
- Qoo10サイト以外の外部広告、または最安値コーナー経由の売上の場合:+1%
出典:Qoo10大学(Qoo10の販売手数料はいくら?シミュレーション、精算の仕組みも解説)
Qoo10とはどこの国?安全なの?

Qoo10(キューテン)は、韓国発祥のECサイト「Gmarket」を前身とする、グローバル展開しているECモールです。
現在の運営母体はアメリカ企業eBayの日本法人(eBay Japan合同会社)であり、日本市場向けに最適化されたサービスを提供しています。
Qoo10はどこの国のサービス?
Qoo10は、もともと韓国の有名ECサイト「Gmarket」が2008年に日本へ進出したことから始まりました。
2009年にはアメリカの大手EC企業「eBay」が日本サイトを買収し、2012年に「Qoo10」というブランド名で再スタート。
その後、eBayが運営を引き継ぎ、現在は「アメリカ資本の日本法人」が運営している形です。
つまり、Qoo10は「韓国にルーツを持つECモール」になります。
Qoo10は安全?信頼できるの?
Qoo10は基本的に安全な通販サイトといえます。以下のような仕組みで、利用者の安心・安全を支えています。
商品代金のエスクロー(預かり)制度
エスクロー方式とは「第三者寄託」による取引を指します。取引の安全を守るため、契約当事者である売り手と買い手の間に第三者が立って、代金の支払いや商品の受け渡しを確実にさせる方式です。
購入者が支払った代金は、商品が届くまで出品者に渡らず、Qoo10が一時的に預かります。商品未着やトラブルがあった場合は、返金対応が可能なため、詐欺被害を防止できます。
ただし、エスクロー(預かり)制度を採用している為、代金引き換えで商品が購入できないことも、併せて覚えておきましょう。
出品者の評価制度
Qoo10では、すべての出店者に対して購入者のレビューや評価が蓄積されており、不正な出品者は自然に淘汰されていきます。
評価の高い店舗を選べば、より安心して買い物できます。
日本国内の物流(Qxpress)とカスタマーサポート
Qxpress(キューエクスプレス)とは、Qoo10の公式物流システムとして、
- 倉庫保管
- 在庫管理
- 注文処理
- 梱包(ピッキング&パッキング)
- 配達まで
EC物流に関わる業務をトータルでサポートしています。
国内外の商品を一度国内倉庫に集約し、そこからユーザーへ配送する仕組みを採用しているため、配送状況の追跡や迅速なサポートにも対応可能です。
また、日本語での問い合わせもできるため、初めての方でも安心して利用できます。
Qoo10を使う際の注意点

とはいえ、Qoo10には海外からの出店者も多く、まれに届くのが遅い商品や、品質にばらつきがあるケースも報告されています。
Qoo10を利用する際は、以下のポイントに注意して利用するのがおすすめです。
- 購入前にレビューや評価をしっかり確認する
- 不自然に安すぎる商品には注意する
- 海外発送か国内発送かをチェックする
これらのポイントを意識することで、Qoo10を安心・安全に利用することができます。
Qoo10に出店するメリット・デメリット

Qoo10は、誰でも出店しやすいECモールとして、多くの個人事業主や中小企業に利用されています。
一方で、独自のルールや競争の激しさなど、注意すべき点もあります。
ここでは、Qoo10に出店する際のメリットとデメリットをご紹介します。
Qoo10に出店するメリット
① 初期費用・月額固定費がかからない
Qoo10は、出店時の初期費用・月額利用料が無料です。
販売が発生するまで費用がかからないため、初心者や小規模事業者にも始めやすい仕組みです。
② 集客力が高く、個人でもアクセスを得やすい
Qoo10全体で頻繁にキャンペーンやクーポンが実施されており、商品ページへのアクセスが自然に増えやすい環境があります。
SNSや広告が苦手な人でも、お客さんの目に触れるチャンスがあります。
③ 越境ECも手軽に始められる
Qoo10では、海外販売機能を追加するだけで、韓国や東南アジアを中心とした海外ユーザーにも商品を届けることができます。
- 「海外に向けて販売してみたい」
- 「越境ECに挑戦したい」
と考えている方にとっても、手軽にスタートできるチャンスが広がっています。
Qoo10に出店するデメリット
ユーザー層が限定的
Qoo10の利用者は、10代〜30代の女性が中心です。これは、Qoo10が若年層向けのプロモーションに力を入れているためで、流行に敏感な女性ユーザーが多いことが特徴です。
そのため、40〜50代の男性など、性別や年齢を問わない商品や、異なる層をターゲットにした場合は、期待した反応が得られにくい可能性があるため、注意しましょう。
人気商品ジャンルが限られている
Qoo10では、
- 韓国コスメ
- オーガニック商品
- ファッション小物
といった、比較的安価で気軽に購入できる品物が人気です。
こうした傾向から、特定のジャンルに出品が集中しやすく、他分野の商品は埋もれてしまう可能性があります。
サポート体制に懸念がある
Qoo10では、問い合わせ可能な時間帯が平日の9時30分〜17時30分に限られており、土日祝日はサポート対応外となります。(出典:Qoo10 カスタマーセンター)
急なトラブルが発生した際にすぐ連絡を取れないケースもあり、対応面に物足りなさを感じることがあるかもしれません。
また、技術的な問題や運営上の不具合に対しても、レスポンスが遅れることがあり、状況によっては出店者自身で対応を考える必要があります。
まとめ:まずは小さく始めて、Qoo10出店の一歩を踏み出そう!

Qoo10は初期費用・月額固定費なしで始められるECモールです。
特に10〜30代の女性ユーザーが多く、コスメやファッション雑貨などの「トレンド商材」との相性が抜群です。
競争の激しさやサポート面など注意すべき点もありますが、事前にどういうモールかを理解しておくことで、個人や小規模事業者でも売上を伸ばすチャンスが十分にあります。
最初から完璧を目指す必要はありません。
たとえば「まずは1商品だけ出してみる」そんな小さなスタートでも、大きな一歩になります。

そして、もし出店準備や在庫管理に不安がある場合は、Qoo10の受注や在庫管理をサポートしてくれる「助ネコ」のようなシステムを活用するのもおすすめです。助ネコなら、手間のかかる日々の業務を効率化し、販売に集中できる環境を整えることができます。
Qoo10での出店を考えている方は、ぜひ助ネコを上手に使って、一歩を踏み出してみてください。