オンラインショッピングでの「メルマガの書き方」その1
- 2020.07.10
こんにちは!助ネコ店長です。
オンラインショッピングにおいて、お客様に直接お知らせを送信できる「メールマガジン(メルマガ)」は、お客様とのコミュニケーションとして活用が欠かせないツールとなっています。しかし、ネット通販のメルマガってかなりの頭脳労働で疲労します。そのうえ、なかなか結果が出ないと配信しなくなってしまうんですね。
しかし、通信販売の売り上げの波をなるべく均一化する為にはとってもメルマガは重要なツールなんです。メルマガの書き方に、これと言って決まりがある訳ではないのですが、決まりが無いから難しいメルマガを、書きやすくする方法をお伝えしていきたいと思います。
このグラフは、私が担当しているネットショップさんの購入者様「参照元流入アクセス数」です。メルマガは全体の22%です。また直接というのも、多くは過去にメルマガを読んだときに、一旦ページにアクセスし、いつか買おうと思って「お気に入り」に登録しておいて、お客様ご自身のタイミングでURLを直接クリックし、商品ページにアクセスし購入されたと考える事が出来るので、大きな意味で、この直接アクセスも含めると、売り上げ全体の30%はメルマガによる購買と考えられます。100万の売り上げがあった場合、30万円分はメルマガによるものだと考えられるわけです。
勿論、メルマガ購読保有者数によってもこの数字は変わってきますが、出店初期のネットショップさんにとっては十分参考になる数値だと思います。この様に、メルマガは売り上げを維持していくうえでは大切なツールです。ここではメルマガの書き方と、効果的な配信の仕方やポイントなどをご紹介していきます。
インターネット通販では、GoogleやYahoo!検索のような検索エンジンによって表示され、お客様を獲得する「プル型」と、メールマガジンを購読者に送信し積極的に購入を促進する「プッシュ型」の、2タイプに分けられます。インターネットショッピングモールや、カート機能を有するHPページ作成サイトの多くには、メルマガを配信するツールが備えられています。そのメール配信ツールを使って、メルマガを配信する訳ですが、このメルマガの役割というのが、
以上の3つを目的として、配信していると考えて良いと思います。多くの通販サイトでは、新商品情報やセール案内のみの内容で送信していると思われます。しかし、そのような販売促進情報のみでは、刺激的な値引きや、お得情報が無いとお客様に興味を持ってもらえなくなり、購読解除されてしまいます。
これではお客様の抱え込みは出来なくなっていきます。そこで重要なのが、
というようなお客様のメリットになる情報を毎回入れる事で、お客様が「この次もまた読みたい」となり信頼を獲得できるようになるんです。
メールマガジンを書くにあたり「ターゲットを明確にする」事で、ちゃんと相手に伝わるメールが書けるようになっていきます。内容が販促やセールの案内だけしか記載がない場合、購入意欲が無いお客様は読む前にメールはゴミ箱行きになってしまうでしょう。
しかし、メルマガを送る前に「どこの、誰に、どんなメッセージを伝え、どんなアクションをしてほしいか?」というストーリーを設計しておけば、必然的に内容が濃くなり、読まれるメールマガジンにする事ができます。
お客様が「購読解除しようかな」「このメルマガはいらない」「うざい」と思うのは、メールの文中に「勉強になる」「感心する」「ためになる」といった「へ~~そうなんだ、なるほど!」というお客様の気づきの要素がある事が重要です。どんな事でもいいのです。
例えば、雑貨屋さん、キッチングッズ屋さんだった場合「ステンレスの包丁には、手の匂い消し効果があるって知ってましたか?」とか、食品系のショップだった場合「卵にヒビを入れてからゆでると、殻が簡単に剥けるって知ってましたか?」等々、雑学を交えた要素の挨拶文面があると、購読リピーターになってもらいやすいのです。そうするとお客様がメルマガを書いてるあなたのお店、そしてあなたのファンになってくれるわけです。
一般的にメルマガの開封率は10%程度、更にこの開封した方の中で、ページ誘導のURLをクリックしてくれる方が40%、つまり、総配信数から良くて4%程度のお客様しか、自分のサイトへ誘導できないと言われています。まずは、開封せずゴミ箱行になるのを防ぐ為には、メールの件名が開封したくなる文言である事を意識しましょう。
例えば「ゆで卵の殻を簡単に剥く方法知ってますか?」とか、お客様が気になる問いかけをした方が開封率が上がります。また、件名の文字数は20文字から多くても25文字以内にするよう心がけましょう。
1234567890123456789012345
ゆで卵の殻を簡単に剥く方法知ってますか?(これで20文字です)
これは、メーラーで受信メール一覧を見た時に、件名を斜め読みをした時に認識できる文字数は、多くても最大25文字だからなんです。また、件名がお客様に響いた場合、メールが開封されて文面を読まれる訳ですが、この開封されたメール冒頭の挨拶文面なども文章量は150文字以内、出来れば100文字程度が適切と言われています。この文字数内に言いたい言葉を無駄無く配置する事で、読みやすい文面になると思います。
こんな事を意識しながら、「お客様の所へ届け!」と願いながら、思いを伝えれば、必ず誰かの心に届く筈です。自分を信じて、まずは1本、そんなメルマガを書いてみましょう!
助ネコ店長も、ネットショップ様の参考になるような
「おもてなし」の心のサービスをこれからもご紹介してまいります!